榮助少年記



タイトルエピソード
入学式 口頭試問  校長先生の質問に答えて。
当時の農家では朝一日分のご飯を炊き、昼夜は冷や飯だった。
えれ飯とは熱い味噌汁のお椀に冷や飯を入れた逆汁かけ飯のこと。
入学式 姉と  三つ年上の姉に手を引かれて、落合村立落合尋常小学校入学。
「教えの庭」ならぬ「おちええの庭」に遊び、学ぶ。
春爛漫  落合村立落合尋常小学校入学式風景。
「おちええの庭」に各学年が整列。教頭先生の質問に答える榮助。
遺品から出てきた絵。習作の束とは別にしてあったので、この絵は完成品と考えていたらしい。
春祭り  村の鎮守、屋台店も出ている。
農村で春にその年の豊作を願う祭りがあるのはごく一般的。秋にどんひゃららという方が珍しい。 収穫後に感謝を捧げる余裕が百姓にあったであろうか。
榮助誕生  大正3年6月16日早朝。
この年は冷夏だったらしく、甲府からの富士山の初冠雪観測記録8月13日は現在でも記録として残っている。
夕暮れ  製糸工場の終業汽笛の音。人生最初の寂寥感。
榮助の生家も小規模ながら糸取り工場をやっていた。
外祖父の死  孫の中でも榮助を目にかけ可愛がってくれた外祖父
麦畑  酒屋へのお使いの帰りに盗み飲み。麦秋の風景。背景は八ヶ岳。
晩酌  酒呑みの祖父、作太郎の仕込みで子供の頃から晩酌。
農家の台所に似つかわしくないレンガの竈は製糸工場時代の賄い方用だった。
遠足  先生が絶大な権威を持っていた時代、先生に言いつけるというのは極めて有効な検挙手段であった。この先生は 風貌から新津先生をイメージしているようである。
運動会 1   全校女生徒のマスゲーム。PAの無い時代、オルガンに合わせて全校女生徒が登場する。榮助は助手として旗で転回位置を示している。
 2011年の朝ドラ「おひさま」、安曇野の小学校の運動会のシーンはまさにこの絵の通りであった。
運動会 2   なぜか同じ主題を書き直して送ってきた。私感では前の絵の方が楽しいと思う。
夏休み(一)  村はずれの小川をせき止めて水遊びのプールを作る。働く上級生をさしおいて、榮助はフライングして泳いでいる。
夏休み(一) 習作  遺品の手控袋から出てきた 『夏休み(一)』の習作。
夏休み 2  旧盆の閼伽棚に飾る花を取りに行ってすずめ蜂に遭遇。この蜂は子供の手に負える生き物ではなく、刺激しない事が第一である。
どんど焼き  道祖神様のお祭り、投げ入れた書初めが高く舞い上がれば字がうまくなるというが・・・、書道は自称神童の榮助の泣き所であった。
どんど焼き 習作  遺品の手控袋から出てきた『道祖神様のお祭り』の習作。
雪合戦  雪深い場所ではないので、たまに降る雪は子供の大きな楽しみであった。
雪合戦 習作  遺品の手控袋から出てきた『雪合戦』の習作。
風 1  めんこは賭博であるので、巡査に見つかってはいけない遊びだった。
風 1 習作  遺品の手控袋から出てきた 『風 1』の習作。
風 2  巡査に踏み込まれたら逃げる、隠れる、ごまかす。



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