エギスホルン展望台

 ヨーロッパ最大の氷河であるアレッチ氷河は、ユングフラウから流れ出し、ローヌ谷に至る(谷に届いている訳ではないけれど)。
アレッチ氷河の展望台としては ユングフラウヨッホが有名で、この氷河を見たことがある人の90%以上はユングフラウヨッホからであろう。クライネシャイデックからの登山電車の終点であるユングフラウでは 建物の外に出て雪原を歩く事ができるが、その雪原からアレッチ氷河が流れ出して行くのを見る事ができる。


ユングフラウヨッホからのアレッチ氷河


左写真;5月末
右写真;8月始め

氷河が流れて行く先に画面左から突き出している尾根の天辺先端がエギスホルン展望台。



エギスホルン展望台からのアレッチ氷河


 エギスホルン展望台に行くにはローヌ谷のFischという町からロープウェイに乗る。このロープウェイはあんまり長くなく、乗り換えも無い。 ロープウェイ駅から展望台へはごろごろした岩の道を少し歩く。展望台にはサンドイッチや飲み物の小さな売店があるのみで、 ユングフラウヨッホの『Top of the Europe』のような立派な設備があるわけではない。

 エギスホルン展望台からはアレッチ氷河を下流側からユングフラウヨッホ側を見上げることになる。
ユングフラウヨッホがアレッチ氷河の奥雪山の鞍部(低くなった所)にポツンとした突起状に見える。

ここから氷河に下りての氷河トレッキングに行けるが、法律上は知らないが安全上プロのガイドを雇う必要がある。




 アレッチ氷河の上の黒い筋は氷河の上の岩石が自然に集まって出来た筋なのだそうであるが、夏の終わりに一番きれいに現れる。夏の初めだと、 氷河の上の残雪がこの黒い筋を消してしまって白一色に見えてしまう。勿論この現象はユングフラウヨッホ側から見る場合も同じである。

一番上のユングフラウからの2枚、左の5月撮影の写真では、まだ氷河上の積雪が厚く、筋が見えない。アレッチホルン展望台からの写真は8月の終わりの撮影。




 左端の高い山はアレッチホルン(4195m)、氷河の奥の雪山で左はメンヒ(4099m)ユングフラウヨッホ展望台の真正面に聳えている山である。その右は アイガー(3970m)、ただしアイガーの南斜面を見ているわけで、有名な北壁の眺めはクライネシャイデックからが一番であろう。 アイガー、メンヒを従えるベルンナー3山の盟主ユングフラウ(4158m)は手前の黒い岩山の影に隠れて見えない。



 アレッチ氷河の下流側。展望台上の観光客にとっては頭を左に振った時の眺め。
右下にローヌ谷に向かって流れるアレッチ氷河の末端が見える。左側の岩のV字の間の遠望の山はスイスの最高峰を含む(4634m)モンテローザ山群、 右手にマッターホルン(4478m)の特徴ある姿が見える。





左;モンテローザ山群とマッターホルン。
右;手前の岩山の左端の小さなピークの向こう、遥か遠方にアルプスの最高峰モンブラン(4807m)が霞んで見える。
マッターホルンは山頂がスイス/イタリア国境の山であり、モンブランはフランス/イタリア国境の山で山頂はフランスにある。






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