360度オープンループ橋 ティラーノ行きの列車

 ベルニナ線名物360度オープンループ橋はベルニナ峠をイタリアに向けて下った所にある二つの塔の町ブルシオ(Brusio) の町の下の急斜面を列車が走る為にレールの勾配を少しでも緩めようと設けられている。
 ループ橋のすぐ側を小さな農道が走っているが,ループ橋内部は牧場になっているので勝手な侵入は出来ない。 また、谷の両側の斜面にはループ橋を見下ろせるような道路がないので、ループ橋全貌を見渡すとなると、 西側(下り方向で右側)の崖を登るかヘリコプターを雇うかになる。このページの写真はループ橋脇の小さな農道から撮ったものである。
 ブルシオ駅を出た列車は一旦東斜面(下り方面行きで左側)に貼り付いて走り、ブルシオ駅側(北側)を12時とすると 5時くらいの位置からループ橋に進入する。


 5時くらいの位置、崖からループ橋に懸かるところに赤い列車が現れた。

 ループ橋に進入した電車は時計回りに回りながら橋を下って行く。



 左写真;先頭の機関車は凡そ9時の位置を過ぎ、牽引(この場合は機関車に喰いとめられた)客車が続く、色が違う客車が混じっている。

 右写真;大体300度位回った。機関車は1 時半くらいの位置、最後尾に連結されている材木を積んだ貨車が9時位の位置に見える。



 6時半くらいの位置の立体交差で、(つまり360度以上回って)ループから抜け出し、ティラーノに向かって駆け下る。





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