スイス・フランスの旅 スイス編

2003年5月から6月、勤務先会社から永年勤続ボーナス休暇を頂き、 レンタカーでスイスからフランスをドライブしました


旅程;月日をクリックするとその日にジャンプします。青い文字はその日のページから行けるエクスカーション ツアー(サブルーチン)です。

5月21日;   チューリッヒ到着;レンタカーでクールへ。クール泊

5月22日;   クール。ソリス橋(高さ89m)。ランドヴァッサー橋(高さ65m)。雪のアルブラ峠(標高2315m)。サンモリッツ泊

5月23日;   サンモリッツ−ティラーノ間往復ドライブ。ベルニナ峠(標高2328m)。360度オープン・ループ橋。
        ベルニナ鉄道とベルニナ街道    外から見る360度オープンループ橋    ベルニナ峠の花

5月24日;   サンモリッツ−ティラーノ間汽車の旅。ラゴ・ビアンコ。360度オープン・ループ橋。つづら折れ。チュネッタ展望台
        汽車からの360度オープンループ橋   チュネッタ展望台(Chunetta)へハイキング

5月25日;   サンモリッツを出て、ジュリア峠(標高2353m)ライン谷を遡る。雪のオーベラルプ峠(標高2044m)。アンデルマット。 フルカ峠汽車フェリー。ローヌ谷。スイスの湯治場ロイカーバート泊
        ジュリア峠の花   ヨーロッパのタンポポ群生

5月26日;   ロイカーバート沈殿。
         ゲンミ峠入り口の花

5月27日;   ロイカーバート。エラン谷の奇岩。シオン。モントルー。ローザンヌ。ローザンヌ・ホテル・ロイヤル・サボイ泊。

5月28日;   ローザンヌから船に乗ってエヴィアン源泉を訪ねる。ローザンヌ散策。

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スイス・フランスの旅 スイス編

5月21日(水)

 チューリッヒ(Zurich)空港は乗り換えで何度も利用したし、日本からのお客様を出迎えたりしたが、私自身がここからスイスに入国するのは、 1988年春、日本からの出張で同僚二人とアムステルダムから飛んだ時以来である。家内は初めてかもしれない。
流行のSARSに関する立て看板は自分で怪しいと思ったら自己申告しなさいという、きわめておざなりな内容であり、日本語表記も無い。

 パスポート・コントロールは何故そんなに面倒くさそうにするのか?と思うくらい面倒くさそうで不愉快きわまるもの。 スイスの入国査証スタンプを欲しいと思っている人は多いのだから、愛想良く笑って入国査証のスタンプをポンと押してくれれば、 スイスの株はさらに上がろうというものなのにと思う。もっともこれ以上スイスの株を上げたらその方が面倒くさいのかもしれない。


 スイスへの入国時、査証スタンプは絶対と言って良い位押してくれないのでそれ自体が無いのだとさえ言う人がいる。私自身も陸路を含めると スイスと国境を接している全部の国との間でそれぞれ複数回スイス国境を通過し、時にはパスポートを取り上げられ、車から降りて離れろと命じられて 検査された事もあるが一度も入国査証スタンプを押された事がない。 しかし、日本人の知人から実際にスイスの入国査証スタンプを見せて貰った事があるのでスタンプが存在する事は間違いない。
リヒテンシュタインの査証スタンプはファズーツの観光案内所で有料で押してくれるので、スイスのものの代用にはなる。



閑話休題。でもスイスだ。空港の管制塔も懐かしい。

 空港で日本から予約してあったレンタカーを借りる。黒のフォード・フォーカス。2年間日本で 右ハンドルをほとんど運転してなかった為、頭と体は左ハンドル右側通行モードのままなので左ハンドル車運転もあんまり違和感はない。 暫らく振りの運転と言う感じだけである。

 日本からの代金支払済予約で支払いが現金であるとクレジットカードの担保が無いので小さな車しか借りられない。しかし、転売転用厳禁という 会社支給の旅行券で支払う必要があったためやむを得ずフォード・フォーカス クラスになってしまった。二人で移動するだけの道具と割り切ってしまえば 実用上不便はないが、3人以上であったら、まず荷物スペースからして困る事になったであろう。

 空港から出てチューリッヒに向かう最初の分岐でいきなり間違え、ぐるりと回って違う方向から空港にアプローチしてやりなおし。 チューリッヒは高速道路も下も混んでいて町を抜けて南に向かう高速道路に乗るまで1時間くらいかかった。
 チューリヒは町の南(つまり、スイスの観光地の殆ど全域)から空港へのアプローチが悪いので、車の場合、例えば前日インターラーケンに泊まって チューリッヒ空港出発というような時は、移動に十分余裕を見ておかないと非常に焦る羽目になる。町の北側に回り込める場所にいる場合は、 高速道路から直接空港に入れるので対照的に便利である。

 久し振りのスイスは天気があんまり良くないし、疲れているし、急ぐ理由もないし、車は乗ったばかりの他人の非力車で信用できないし で右車線を極めてゆっくり走る。
 こういう大衆車とヨーロッパの高速走行前提の車との違いは、加速能力もであるが決定的なのはブレーキ性能である。メルセデスやBMWの 踏み込む力に応じてグワッと利くブレーキに比べていかにも頼りない。大衆車でも200Km/hは出るが安全に高速を楽しむなら大型車にすべきである。 しかし、スイスは速度制限が厳しく、背後から狙うネズミ捕りもあるのでスイスで飛ばしてはいけない。

クール(Chur)。

 予約してあるホテルは駅前と聞いていた。私はクールの町に僅かながらであるが土地勘がある。クール駅と言われればそこに行けるのでホテルはすぐ分かった。 外の壁面が全面ガラスの派手な建物でスイスでこんなのが許されるのかと思う。駐車ロットもフロントのお姉さんの指示ですぐOK。 日本から料金支払済みのバウチャーも問題なし。
 本当に駅前ホテルで貰った部屋の窓から駅が良く見える。フロントのお姉さんは英語、フランス語、ロマニッシュ、イタリア語、ドイツ語を話せると言っていた。 まあその位話せないと、ここクールのホテルのフロントは勤まらないかもしれない。

 夕食は2001年にKさんご夫妻と一緒に食べた、イタリアンに行く。二階席で、地元の人が何かのパーティーをやっている横の席で賑やかだったし、 こちらに興味があるらしく、暖かいが観察の視線を感じた。季節の白アスパラガス、リゾット。





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5月22日(木)

朝 クール


 朝;ホテルのレストランの窓からクール駅構内。
レーティッシュ鉄道アローザ線の車両の色は昔は赤だったのに今は青になっている。
アカシアの花がきれい。


 朝食はドイツ系のホテルの典型的朝食で、
茹で卵、シリアル、パン、ジュース、ソーセージ、ペースト、 ジャムなどのコールドミールであった。

 朝食後、町に出て買い物。
AIGLEの防寒防風上着を買い、まだ有効期限が残っているコルマールのクレディ・リヨネのユーロ口座から引き落とされる クレジット・カードで払う。 





ソリス橋

水面からの高さ89m、アーチ幅42m。

 クールからサンモリッツ(st-Moritz)に向かう。途中、スイスで一番高い橋、ソリス橋(Solisbrucker)に寄るルートをとる。
水面からの高さは有名なランドヴァッサー橋より高いのである。ランドヴァッサー橋は65m。






 15日間の愛車、フォード・フォーカス。英国車っぽく棒状のエンジンキー。
ボンネットの開き方が難しく、戸惑った。




ランドヴァッサー橋

 最初マロヤ峠(Pass del Maloja)を越えようと思っていたが、アルブラ峠(Pass Albura)が開いているとの案内があったので、そっちに向かう。 アルブラ峠に向かう途中の道の上から、ランドヴァッサー橋(Landwasser)上の列車が見えた。


 ランドヴァッサー橋遠景。
 実は手前にある鉄塔を画像処理ソフトで消したのでこの風景は事実ではあるが真実ではない。



 アルブラ峠の入り口の空き地に車を止め、小雨模様の中をランドヴァッサー橋方面へハイキング。 ランドヴァッサー橋の真下にいると、汽車が来た時、こだまが谷全体に反響してどっちから来るのか全然判らない。 橋の手前、橋とそこに差し掛かる汽車を下から写真を撮るによさそうな位置に非居住だが家があり、敷地に入ってはいけないと意地悪をしている。


ランドヴァッサー橋の高さは65m。流れている川はほんのせせらぎ程度。 冬眠から覚めたばかりでまだ寝ぼけているカエルがいた。



アルブラ峠

 アルブラ峠の麓はライラックが満開だったが、プレダ(Preda)付近から雪が舞い始める。
道路上の除雪は完璧だが、雪の壁と舞う雪で視界は良くないし、車も少ない。頂上は吹雪状態で寒い。 下りの左の斜面、くぼ地と雪の不思議なパターン。





サンモリッツは小雨。

 年間300日以上晴れるというサンモリッツで雨とは運が良いのか悪いのか?。 予約したホテルはすぐわかり、部屋もやや手狭ながら、湖正面に小さなベランダ付きで、このホテルとしては、まあまあの景色の部屋。 物入れが豊富で基本的に滞在型前提にしているとみた。

 小雨をついて駅まで散歩兼昼食に出る。結構な距離があった。昼食後町に戻って町の様子を偵察。 完璧なオフシーズンで工事以外は閑散、店もホテルもレストランも殆ど閉まっている状態、しかし、閉まってはいるものの サンモリッツの一流ホテルというのがいかに凄い敷地と建物を持っているかと言う事が判った。寒いので我がホテルに戻って沈殿。 夕食、閑散としている町で開いているレストランを物色し、フォンデュ・シノワにする。
 ラウターブルンネンのSホテルの様に大皿に一気に持って来るのではなく上品な盛り付けだった。 ウェイターは親切で、何かと話かけてきて、フォンデュシノワの食べ方をコーチしてくれようとする。




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