東海道新幹線車窓から

    
/小田原−新横浜間    /富士付近




小田原-新横浜間

 小田原から東に来ると、箱根の影響で平地の天気も変る事があるが、富士山も 西風の風下になるので雪がめくられず、御殿場正面の凹凸が少ない面をこちらに向けるので、冬は概ね白い姿になるが、 こんなにべた真っ白は珍しい。

 この付近で時速200キロ以上で走る新幹線車窓から富士山の写真を撮るには、目視で電線が入るのを予測し、これを避けてシャッターを切るのは勿論であるが、 線路際に画面にいつ入るか予測不能な電柱や架線支柱があるので、できるだけ沢山撮って数で勝負する事をお奨めする。

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富士付近 2008年2月10日


 静岡県富士市の富士川河口付近、すなわち田子の浦の富士は万葉の昔からの名富士である。

 確かに、標高ゼロから3776mの山頂まで一気にかつほぼ180度開いたこの光景は日本を代表する絶景である。それが東海道新幹線の車窓から 見えてしまうと言うのが凄い。
 西から東京に向かう時、富士山は浜松過ぎ辺りから見え始める。しかし建物や前衛の山々に邪魔されてなかなか 全容を現さない。やっと富士川鉄橋を過ぎて富士山が愛鷹山に隠れるまでの約1分間富士山は全貌を現し、そのうちの数秒間は前に邪魔物が殆ど無い 状態になる。

 雪の下限がはっきり線になっているのは、森林限界線に沿っているからで、黒く見えるところまでが樹林で、白いところには樹木がない。

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